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2009年6月17日水曜日

”よかおごじょ”に道を尋ねた

 博多の町、事務所兼社宅からバス停一つ先の呉服町、大丸百貨店の前で東京オリンピックの聖火リレーを迎えた。九州と山口県を担当区域としていた、福岡営業所勤務時代。
 鹿児島へ初めて出張したのは、稲刈りの隣で田植えをしている7月頃、夏休みが始まる少し前であった。

 代理店の専務が運転する助手席に座る私に「道を聞いてこい」と、郊外の学校訪問をしている時であった。
 四つ辻にある煙草屋の元看板娘に尋ねた。実に丁重な方で、ヨッコラショと下駄を履き、わざわざ店先迄出て、身振り手振りで詳しく教えてくた。
 車をスタートさせ乍ら、「どうでした」と。ここで専務の悪戯だと気がついた。「英語、フランス語も知らないが、そちらの方が少しは分るかもしれない」と答えた。
 当時はTVもようやく普及したばかりで、年配の方は純粋の地元言葉、ましてや薩摩弁、他国の人には絶対に分らない。

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