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2010年2月22日月曜日

バナナペーパー溜め漉き



A3紙漉セット完成              
 疎開生活の子供の頃、納屋で藁細工をしている祖父の脇で米俵をコモ編みをした覚えがある。
 その要領を復元、作業台小道具を自作した。
 先ずは、簀の子。材料は長さ36cmの竹ヒゴ160本を使用。釣り道具の中に有った、PE糸(5号)を選択、これはナイロンの2.5倍の超強力と表示されている、それは爪を立てて無理に引っ張ると爪の方が切れるくらい。今親指の爪が縦に2〜3ミリ切れて、少々血が滲んでいる。
 次は型枠。これはホームセンターに檜、松等各種の用材が揃っている。ホワイトパインと銘のある洋材が柔らかくて加工し易く、素人細工向き?でこれに決めた。
設計図は頭の中。これだと訂正、変更が自由自在消しゴム無しで即修正出来る。欠点は間違い多発、水槽用に購入したコンテナにはほんの少し大き過ぎた。紙を乾燥させると若干収縮するのを途中で思い出しサイズを修正したのが原因。代用に風呂桶と思ったが、作業が不自由そうだ。そこで台所の流し台に水を張り水槽にする。これで準備完了。
 和紙はパルプにトロロアオイ等を加え流し漉きをする。我らの簡略化した紙漉はパルプだけでトロロアオイなどのねばりを加えず(無いので)溜め漉きをする。
 めでたし、ほぼ予定したバナナペーパーが完成。その後 Y氏からも品物へのクレームがないのは何より合格の証しである、と達観している。